SDGsに対する考え方の生活への浸透が年々進んでいます。
商品を購入するとき、環境に配慮した製品かどうかを選択の材料にしている人も増えてきているのではないでしょうか。
環境に配慮したレフィル商品の品揃えが増えているなか、どれくらいの方がレフィル商品を利用しているのか、使用実態を調査しました。
■ SDGsへの関わり方
全体でSDGsの内容認知率は7割弱。そのうち具体的行動をとっている人は3割弱。
具体的な行動をとっている人の割合はいずれも60代以上で高い。
■ レフィル商品の認知・経験・現使用・今後使用意向(商品カテゴリー別)
レフィル商品の現使用率は「ヘアケア用品」「ハンド・ボディケア用品」「スキンケア用品」で半数以上。
「メイク用品」は4割に留まるも、今後意向への転換率は最も高い。
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- SDGs行動者は、いずれの商品カテゴリーでも各フェーズの比率が全体に比べ高く、レフィル商品への需要度が高い模様。
- 特に、「メイク用品」「ハンド・ボディ用品」では今後利用意向が全体に比べ5ポイント以上高い。
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■ レフィル商品の良い点 (商品カテゴリー別)
レフィル商品の良い点上位は「経済的」「ゴミが削減できる」「環境にやさしい」が2割以上でカテゴリー共通で高い。
「ヘアケア用品」「ハンドケア・ボディケア用品」では「大容量パックがある」「容器本体を長く使える」も2割以上と高い。
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- SDGs行動者は、いずれの商品カテゴリーでも、ほとんどの項目が全体に対し高く、レフィル商品のメリット理解度が高い模様。
- 「スキンケア用品」では「経済的」「環境にやさしい」が、「メイク用品」では「経済的」「容器本体を長く使える」が、「ヘアケア用品」では「ゴミが削減できる」が、「ハンドケア・ボディケア用品」では「ゴミが削減できる」「容器本体を長く使える」が全体に対し7ポイント以上高く、商品カテゴリーごとに評価するポイントは異なる。
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■ レフィル商品の良くない点 (商品カテゴリー別)
レフィル商品の良くない点では「詰め替えるのが面倒」がカテゴリー共通で最も高い。
「スキンケア用品」では「衛生的ではない」、「メイク用品」では「容器本体と同じ種類しか詰めかえできない」、
「ヘアケア用品」「ハンドケア・ボディケア用品」では「詰めかえ時レフィルの中身が残る」が2番目に高い。
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- SDGs行動者は、良くない点についても、いずれの商品カテゴリーで、ほとんどの項目が全体に対し高い。レフィル商品のメリットを感じつつもデメリットも強く感じていることが分かる。
- 特に「容器本体と同じ種類しか詰めかえできない」がいずれの商品カテゴリーにおいても全体に比べ約5ポイント以上高い傾向がある。
- その他、「スキンケア用品」では「衛生的ではない」、「ヘアケア用品」「ハンドケア・ボディケア用品」では「容器に対して容量が少ない」も全体に対し5ポイント以上高く、商品カテゴリーごとに改善を求めるポイントが異なる。
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■ 調査概要
調査地域 全国
対象者条件 18-99歳の女性
標本サイズ n=500
調査実施時期 2024年2月