プレゼントに関するアンケート調査

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近年「お中元」「お歳暮」といった儀礼的な贈り物需要は減少傾向にある中で、
記念日やイベント時に大切な人のためにプレゼントを贈ることは人々の間で定着し、また自分向け需要も高まりを見せています。
その中で、贈る対象別の傾向や、特に自分向けのプレゼント傾向について調べてみました。

■母へのプレゼント経験率は高いが、自分向けプレゼントについては未経験者が8割以上
  直近1年間でプレゼントを贈る経験をした人は、いずれの相手に対しても「経験なし」が半数以上を占め、まだまだプレゼント需要の伸びしろはあるといえる。
  そのような中で、「母」へのプレゼント経験は35%で最も高く、「配偶者」(25%)や「父」(24%)を大きく上回り、母の存在の大きさがうかがえる。
  近年需要が増えている「自分」に対してのプレゼントについては、経験者は14%と、全体のなかではまだ低い水準にある。

■贈るタイミングに男女差がみられる自分へのプレゼント
  自分へのプレゼント経験者は、女性が男性を大きく上回るが、内訳をみると最も多い「記念日」において、男性が70%、女性が54%と男女に大きな差がみられる。
  「日常の気軽なプレゼント」「暦上のイベント」では男女差は見られないものの、「お祝い事」になると、ここでも男女間に15ポイント以上の乖離がある。
  年代別にみると、全体の上位3項目において50代が他年代を上回り、贈り物への意識の高さがうかがえる。

■「コト」を選ぶ男性、「モノ」を選ぶ女性
  「自分」に贈るプレゼントの内容は、全体では「食品」が突出して高く、「外食」が次点で続き、食にまつわる事項が上位。
  性別で傾向を見ると、男性は「外食」「旅行」「趣味」「乗り物」といった、どちらかというと「コト」に関する内容が多いのに対し、女性は「食品」「ファッション関連」「アクセサリー」「化粧品」といった「モノ」関連が多くなり、それにともない、平均金額は男性と女性の間に1万円ほどの差が発生している。
  年代別にみると、年齢が高くなるにつれて平均額は上がり、特に60代になると「食品」の比率が60%を超える。一方で、20代は書籍が全体平均を10ポイント以上上回る。

 

 

■自分へは、「お金」をかけて「自分時間」を贅沢に使えるものや「趣味」に関連するプレゼントをチョイス!
  自分に贈るプレゼントと自分以外の人に贈るプレゼント比較では、自分に贈るプレゼントでも「食品」「外食」が高いものの、「父」「友人」へは6割前後が「食品」を選択。「恋人」へは4割弱が「外食」を選択しており自分へのプレゼント割合に比べ高い。
  そんな中、「旅行」「趣味関連」「書籍」「イベント」「美容関連」「スポーツ用品・乗り物」等の自分の時間を使って楽しむプレゼントは「自分」へ贈る割合が最も高い。
  また、平均プレゼント金額も約2万円と「恋人」に次いで高額なのも特徴的。

 

■調査概要
  調査地域     全国
  対象者条件   18-69歳 男女
  標本サイズ    n=1,995 
  調査実施時期  2024年3月

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