白髪染め(カラートリートメント等)に関する調査

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今後、さらなる高齢化で白髪染め需要の高まりが見込まれる中、近年、白髪染めの方法のひとつとしてヘアケア材に染料を加えたカラートリートメント/カラーリンスが注目されつつあります。
そこで、今回は40~70代男女(白髪あり)の方々を対象に、白髪染め及びカラートリートメント/カラーリンスに対する意識等を調査しました。

 

■白髪染めをしている割合

白髪のある40~70代全体では、女性が約70%、男性が約21%が「白髪染めをしている」と回答。
女性は40代から60代にかけて白髪染めの割合が上がるが、70代になると下がっている。一方、男性は年代が上がるにつれて白髪染めの割合が下がる傾向が見られた。

 

 

■白髪染めの方法

女性全体では、「自宅での白髪染め(クリーム/泡タイプのカラー剤)」「美容室/理容室(カラー専門店を除く)」それぞれが約半数を占めた。次いで「自宅での白髪染め(カラートリートメント/カラーリンス)」は約25%と第3位であった。
男性全体では、「自宅での白髪染め(クリーム/泡タイプのカラー剤)」が約62%と他の項目に比べて圧倒的に多い。「自宅での白髪染め(カラートリートメント/カラーリンス)」は約24%で第3位であるものの、第2位の「美容室/理容室(カラー専門店を除く)」とほとんど差がなく、60代男性で見ると第2位であった。

 

 

■白髪染めをしない理由

白髪染めをしていない人が染めない理由は、男女ともに40~70代全体で「まだ白髪が少ない/目立たない」「白髪を気にしていない(関心がない)」がTOP 2を占めた。
70代女性については、「白髪はおしゃれだと思うのであえて染めていない 」の比率も比較的高い(約22%)。

 

 

■自宅で白髪染めをしない理由(女性)

白髪染めはするものの自宅ではしない人のうち、40~70代の女性全体では「準備や後片付けが面倒」「綺麗に染まらない」それぞれが5割以上で、圧倒的なTOP 2の理由として挙げられた。
40代女性については、「綺麗に染まらない」が最多で、全体と比較しても+12.5ポイントの差が見られた。

 

■カラートリートメント/カラーリンスの認知度

40~70代全体で、「聞いたことがあり、効果も知っている」と回答した割合は、女性で約43%、男性で約19%であった。
女性は50~60代それぞれ半数近くが効果も認知している。

 

 

■カラートリートメント/カラーリンスの特徴に対する関心度

40~70代の女性全体で見ると、全ての項目において半数以上の方が関心を示している。また、全ての項目で40代が他の年代を上回っており、最も関心が高い層であることが分かる。
男性については、項目ごとの関心度の比率が2~3割である。年代別に比較すると、女性同様、40代が最も関心が高い。

 

 

■カラートリートメント/カラーリンス選定時の重視点(女性)

現在カラートリートメント/カラーリンスを利用している方が商品を選ぶ際に重視している点について、どの年代においても「白髪染めの効果(染まり具合など)」が最多であった。
全体と比較して、40代は「白髪染めの持続性(1回で色が長く持つなど)」「手軽さ(素手で利用できる等)」「カラーバリエーション」、50代は「頭皮に優しい成分」「香り」がそれぞれ+10ポイント以上の差があり、年代ごとの重視点の違いが見られた。

 

■どのような機能/効果があればカラートリートメント/カラーリンスを使ってみようと思うか。

40~70代の全体で見ると、女性は「トリートメント」、男性は「シャンプー」が最多であった。
次いで、第2位も「シャンプー」や「トリートメント」などの基本的な機能であったが、第3位は男女ともに「育毛ケア」を挙げている。

 

 

 

■調査概要
  調査地域     全国
  対象者条件   40~79歳 男女 白髪あり
  標本サイズ    n=1,877
  調査実施時期  2024年5月

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