西日本では梅雨が明け、各地で真夏日が続きいよいよ夏本番を迎えています。
2025年の夏休みは、いつ頃・どのくらいの期間お休みを取るのでしょうか。
そして、この夏にかけるお金は昨年より増えるのか、それとも節約モードなのか、「夏休みの過ごし方と予算感」について、
調査を行いました。
■夏休みの取得は8月に集中
2024年・2025年ともに、夏季休暇の取得時期は「8月後半」が最も多く、次いで「8月前半」が続く。
取得傾向は両年でほぼ同じで、8月に集中していることが分かる。
■取得日数は4日~7日前後が中心、10日以上の取得は約1割
夏季休暇を取得した人で、取得日数は「4~5日間」が最多の34.2%。
次いで「6~7日間」約25%、「8~9日間」約15.6%。10日以上取得する人は約11%で少数派。
全体として4~7日前後の休暇取得が中心ということが分かる。取得日数は2024年と大きな差は見られない。
■夏休み予算 「変わらない」が6割半ば、「増えそう」は2割半ば
2025年の夏季休暇における予算見通しでは、「変わらない」が66.9%と最多。
「増えそう」は26.9%で、特に「1~4万円程度増える」が12.9%と多い。
物価上昇の影響により、支出意欲の高まりというよりは やむを得ず予算増を見込む人もいると考えられる。
■国内旅行を計画する人は宿泊・日帰りで5割超
2025年夏季休暇取得予定者の過ごし方で最も多いのは「外出せず自宅で過ごす」33.7%で、
約3人に1人が自宅で過ごす予定と回答した。
「国内旅行・観光(宿泊)」は31.4%、「国内旅行・観光(日帰り)」は25.9%と続き国内旅行意向は高い。
■2025年夏の過ごし方、旅行支出は増加見込み
アクティビティ回答者ごとの予算の変化では、海外旅行・観光で64.1%、
国内旅行(宿泊)で46.7%が「使うお金が増える」と回答し、支出増を予測する人が目立った。
日帰り旅行やレジャー施設利用でも約4〜5割が支出増を見込む一方で、
帰省(27.6%)や自宅滞在(11.8%)では割合は低い。
■夏休み、物価高で出費は増える想定。一方で予算が増えても『楽しみたい』気持ちも
2025年の夏季休暇取得者全体で「物価の上昇により出費がかさむ」が49.1%と最も多く、
「宿泊費や交通費が高くなった」も34.5%で続き、
多くの人が物価や旅行関連コストの上昇が夏休みに使うお金に影響すると予想している。
「多少出費がかさんでも楽しみたい気持ちが強くなった」は27.3%で約4人に1人が前向きな意向を示す。
一方で「旅行を予定している(昨年はしていなかった)」は17.0%にとどまり、新規旅行予定層は限定的。
■調査概要
調査地域 全国
対象者条件 20-79歳の男女 ※人口推計をもとに性別・年代を母集団構成に合わせて回収
標本サイズ n=1996
調査実施時期 2025年5月